常駐するAIは、どこで動いているのか
クラウドに、専用のコンピューターを一台持っている
AIに仕事を頼んでパソコンを閉じても、AIは仕事を続ける。こうしたAIの多くは、クラウドの中に専用のコンピューター(仮想マシン)を一台割り当てられている。考えるのはAIのモデルで、モデルが決めた操作をこの一台が実行する。一台は利用者や仕事ごとに分けて用意され、ほかの人の仕事とは混ざらない。仕事が終わると片づけられるものと、ずっと動かし続けるものがある。常駐するAIは、利用者のパソコンではなく、クラウドの一台を使って働いている。
パソコンを閉じても仕事を続けるAIは、どこで動いているのか。多くは、クラウドの中に専用のコンピューター(仮想マシン)を一台割り当てられ、その中でファイルを書きかえ、プログラムを動かしている。考える部分と、手を動かす一台の関係を、動く図解で追う。
サービスごとの違い(各社の説明)
| サービス | 動く場所と、終わったあと |
|---|---|
| Claude Code(クラウドのセッション) | セッションごとに、分離された仮想マシン。数分使わないと一時停止し、そのあと回収されることがある |
| Cursor の Cloud Agents | クラウドの、分離された仮想マシン。手元のパソコンがつながっていなくても動く |
| Google の Jules | 仕事ごとに、短い時間だけ動く仮想マシン |
| GitHub Copilot cloud agent | GitHub Actions の上の、使い捨ての開発環境 |
| Devin | Linux の仮想マシン。セッションごとに、保存しておいた同じ状態から起動する |
| Manus | 仕事ごとに割り当てる、分離されたクラウドの仮想マシン。別に、止めずに動かし続ける専用の一台(Cloud Computer)もある |
動画で触れなかったこと
- クラウドではなく、自分のパソコンや、自分で借りたサーバーにAIを常駐させる作りもある(OpenClaw など)。この場合、AIはそのコンピューターの中で動く。動かす環境を分ける機能(サンドボックス)は、標準では無効のものがある。
- 割り当ての単位は、サービスによって違う(利用者ごと、セッションごと、仕事ごと)。
- 料金の決まり方も、サービスによって違う。仮想マシンを動かした時間が利用量に入るサービス(GitHub Copilot cloud agent は GitHub Actions の分数、Devin は仮想マシンの時間)もあれば、仮想マシンのぶんを別に請求しないと説明しているサービス(Claude Code)もある。
- 分かれているからといって、中の情報が外へ出ないわけではない。AIが外のサービスと通信できる設定なら、その経路で情報は出ていく。
ナレーション
- 00:00 – 00:11 頼んで、閉じる AIに仕事を頼んで、パソコンを閉じます。それでも、AIは仕事を続けています。どこで、動いているのでしょうか。
- 00:11 – 00:24 専用の一台 こうしたAIの多くは、クラウドの中に、専用のコンピューターを一台、割り当てられています。仮想マシンと呼ばれるものです。
- 00:24 – 00:38 考える所と、動かす所 考えるのは、AIのモデルです。モデルが決めた操作を、この一台が実行します。ファイルを書きかえる。プログラムを動かす。結果を確かめる。
- 00:38 – 00:50 分けて用意する この一台は、利用者や仕事ごとに、分けて用意されます。ほかの人の仕事とは、混ざりません。あなたのパソコンとも、別の場所です。
- 00:50 – 01:02 片づく型と、残る型 仕事が終わると、片づけられるものがあります。ずっと動かし続けるものも、あります。どちらになるかは、サービスによって違います。
- 01:02 – 01:17 まとめ 常駐するAIは、あなたのパソコンではなく、クラウドの一台を使って、働いています。だから、パソコンを閉じても、仕事は進みます。