自宅公開リスクを避けるには? バーチャルオフィスで安心と信用を手に入れる方法

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自宅公開リスクを避けるには? バーチャルオフィスで安心と信用を手に入れる方法のイメージ

自宅住所を公開するリスクとプライバシー問題

起業時に自宅の住所を会社住所として登録すると、その住所情報は誰でも閲覧可能な「公開情報」となります。つまり、自宅を本店所在地にすると、事業に関係のない不特定多数の人々にも自宅所在地が知られてしまい、プライバシーが侵害されるリスクが高まります。特に、家族と同居している場合、家族のプライバシーまで筒抜けになる恐れがあります。実際、過去には会社に対してトラブルを起こした顧客が社長の自宅に押しかけてきたり、営業目的の訪問が増えるなどの事例も報告されています。このようなリスクから、自宅住所での法人登記は避けたほうが良いとされています。

自宅住所では信用獲得が難しい理由

住所が自宅(マンションやアパートの一室)だと、取引先や顧客から見た信用度の面でもハンデとなる場合があります。例えば、都心のオフィスビル住所と郊外のアパート住所では、前者の方が信用されやすい傾向があります。自宅住所の企業だと「本当に信頼できる事業を行っているのか?」と疑念を持たれてしまう恐れもあります。また、金融機関から事業資金の融資を受けようとする際にも、自宅を会社住所にしていると信用面で不利になるケースがあります。銀行などは「会社の経理と個人の家計が明確に分けられているか」を重視するため、本店住所が自宅だと「事業資金を私的に流用してしまうリスクがあるのでは」と見なされかねないのです。このように、起業家が自宅住所を公開することはプライバシーと信用獲得の両面でデメリットが大きいと言えます。

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不特定多数に自宅を知られるのは避けたい方が多いです。大切なご家族のプライバシーを守るためにも、対策を講じるのが賢明ですね。

バーチャル住所でプライバシーと信用を両立

そこで注目されるのがバーチャル住所(バーチャルオフィスや住所貸しサービス)を活用する方法です。バーチャルオフィスとは実際のオフィスを借りずに事業用の住所だけを借りられるサービスのことで、法人登記用の住所として利用でき、郵便物の受け取り転送なども行える拠点です。バーチャル住所を利用すれば、自宅住所を公開せずに済むため、代表者や家族のプライバシーを守ることができます。不特定多数に自宅を知られる不安要素を取り除きつつ、業務をスムーズに展開できる環境を整えられるでしょう。また、事業用にきちんとした所在地(オフィス住所)を持てるため、対外的な信用も高まりやすくなります。都心のオフィスビル住所ほどではないにせよ、自宅住所よりは遥かにプロフェッショナルな印象を与えることができ、名刺やウェブサイトに記載する住所としても安心です。要するに、バーチャル住所の活用によってプライバシー保護と信用力向上の両立が期待できるのです。

NEKTON大船とは?サービス概要を紹介

NEKTON OFUNA(ネクトン大船)のコワーキングスペース

NEKTON大船のコワーキングスペース
フリースペースの様子

バーチャル住所を提供しているサービスの一例として、NEKTON大船 があります。NEKTON大船は神奈川県鎌倉市大船に位置するコワーキングスペース(シェアオフィス)で、大船駅東口から徒歩5分という便利な立地にあります。2018年9月にプレオープンした比較的新しい施設で、地域の起業家やフリーランサーに利用されています。NEKTON大船ではフリーアドレスのワークスペースや会議室、カフェコーナーなどが用意されており、会員はこれらを共有しながら仕事ができる快適な環境が整っています。単なる「場所貸し」にとどまらず、利用者同士や地域との交流を重視したコミュニティとしての側面も持ち合わせているのが特徴です。

NEKTON大船は通常のコワーキング利用だけでなく、バーチャルオフィス(住所貸し)サービスにも対応しています。具体的には、NEKTON大船の住所を法人登記や名刺・HP上の所在地として利用できる「住所利用サービス」を提供しており、郵便物の受け取りや転送にも対応しています。自宅とは別にビジネス用住所を構えることで、前述のプライバシー保護と信用力向上につながるわけです。さらに、NEKTON大船はスタッフ常駐のオフィス空間であるため、借りた住所でGoogleビジネスプロフィール(旧称Googleマイビジネス)に企業情報を登録することも可能です。これによりGoogleマップ上に自社の拠点が表示されるようになり、後述するローカルSEO効果も期待できます。

NEKTON大船の料金プランとバーチャル住所利用費用

NEKTON大船の料金プランは、コワーキングスペース利用と住所利用オプションに分かれています。まず、コワーキングスペースを一時利用したい場合はドロップイン利用が可能で、2時間まで500円、1日利用でも1,000円と手頃な料金設定です。継続的に利用する場合は月額会員となり、レギュラー会員は月額10,000円(税別)で営業時間内は何度でも利用できます。NEKTON大船は平日8:30〜20:00、土日祝8:30〜19:00に利用可能で、年末年始等を除き年中無休で開いているため、月額会員になれば自分のオフィスのように好きなときに利用できるメリットがあります。

一方、バーチャル住所(住所利用)の料金は、上記のコワーキング利用とは別にオプション料金が発生します。NEKTON大船では会員向けオプションとして住所利用サービスを提供しており、月額費用は税抜き10,000円(※税込11,000円)です。この住所利用オプションを契約すると、NEKTON大船の住所を法人登記や郵送先として使用できるようになります。住所貸しサービスの利用にあたっては1年間の契約期間が必要です。

Googleビジネスプロフィール登録とローカルSEO対策

NEKTON大船の住所を利用する大きなメリットの一つに、Googleビジネスプロフィールへの登録があります。Googleビジネスプロフィール(旧称Googleマイビジネス)は、Google検索やGoogleマップ上に会社や店舗の情報を表示できる無料ツールです。バーチャルオフィスの住所でも、スタッフ常駐型のオフィスであれば原則としてビジネス拠点として登録・オーナー確認が可能です。実際にビジネスプロフィールへ自社情報を登録しオーナー確認を行うことで、登録していない場合よりもGoogle検索やGoogleマップの結果に表示されやすくなります。例えばユーザーが「〇〇(業種) 大船」と検索した際に、地図上に自社の名前が表示され、新規顧客の目に留まる機会が増えるのです。これはローカルSEO(MEO対策)とも呼ばれる施策で、無料で効果的にPRができる点が魅力です。さらに、Google上で口コミ(レビュー)を集めることもでき、質の高い商品・サービスを提供していれば高評価の口コミが蓄積して信用力アップにもつながります。

要するに、バーチャルオフィスの住所をGoogleビジネスプロフィールに登録することは、オンライン上での地域集客力強化につながります。NEKTON大船のような共有オフィスの住所であっても、実際にその場所で事業活動を行っていることを示せれば問題なく登録できます(非店舗型ビジネスとして住所非公開オプションを選ぶ方法もあります)。起業当初は広告予算も限られがちですが、Googleマップに掲載されるだけで周辺地域の潜在顧客への露出が増えるため、ぜひ活用したい施策です。

まとめ:バーチャル住所で安心・信頼のスタートを

起業初心者にとって自宅からビジネスを始めるハードルは低いものの、自宅住所の公開にはプライバシーと信用の問題が伴います。家族のプライバシーを守りつつ、対外的な信用を得るためには、NEKTON大船のようなバーチャルオフィスサービスでビジネス用住所を確保するのが賢明な選択と言えるでしょう。実際、NEKTON大船ではリーズナブルな価格で住所貸しサービスを利用でき、法人登記や郵便物受け取りもスムーズに行えます。さらに、借りた住所でGoogleビジネスプロフィールに登録すればローカルSEO対策にもなり、ビジネスの発信力を高めることができます。ビジネスカジュアルな雰囲気のNEKTON大船なら、起業したての方も既存事業のオーナーの方も気軽に利用できるでしょう。ぜひバーチャル住所の活用を検討し、安心と信頼を備えた事業のスタートを切ってみてください。

バーチャルオフィスに関するよくある質問

Q1: バーチャルオフィスを利用すれば自宅住所は完全に非公開になりますか?

はい。法人登記や名刺・HP上で公開する住所をバーチャルオフィスにすることで、自宅住所を前面に出さずに事業を進められます。ただし、行政手続きや税務関連では自宅住所が必要となる場合もあるため、確認が必要です。

Q2: バーチャルオフィスの住所で銀行口座や融資を受ける際、信用面で不利になりませんか?

バーチャルオフィスだからといって一律に不利になるわけではありません。むしろ自宅住所よりも事業と個人の区分が明確になるケースもあります。金融機関の審査では事業計画や財務状況など総合的に見られるため、他の要素の方が重要になることが多いです。

Q3: バーチャルオフィスでGoogleビジネスプロフィール登録はどうやって行いますか?

スタッフ常駐型のバーチャルオフィスを利用していれば、オーナー確認用のハガキをその住所で受け取ることが可能です。ハガキに記載される確認コードをGoogleビジネスプロフィールで入力することで登録・認証が行えます。