2026.06.03 Category REPORT Reading 7 min

汎用AIモデルはEU AI Actでどう扱われるか——GPAI義務の入口

EU AI Actでは、特定の用途向けAIだけでなく、さまざまなタスクに使えるGeneral-Purpose AI(GPAI)モデルも扱われる。

欧州委員会の解説では、GPAIモデルは幅広いタスクを実行でき、EU内の多くのAIシステムの基盤になりうると説明されている。特に能力が高い、または広く使われるモデルは、システミックリスクを持ちうる。

GPAIで求められること

GPAIモデルで見る義務の方向
領域見ること
透明性モデルや学習内容について説明できるか
著作権学習データと著作権ルールへの対応
安全性システミックリスクの評価と緩和
実装支援GPAI Code of Practiceや学習内容サマリーのテンプレート

欧州委員会は2025年7月、GPAI義務を支える3つの文書を公表したと説明している。GPAI義務の範囲を明確にするガイドライン、GPAI Code of Practice、学習コンテンツの公開サマリーテンプレートだ。

モデル提供者だけでなく利用企業にも関係する

GPAI義務は主にモデル提供者向けに見える。しかし利用企業にも関係する。自社サービスがどの基盤モデルに依存しているのか、そのモデルがどの程度透明性・安全性・著作権対応をしているのかは、調達と説明責任に関わるからだ。

この記事の限界

  • この記事は欧州委員会のAI Act解説ページをもとに、GPAI義務の入口を整理したもの
  • 実際の義務範囲、Code of Practice、学習内容サマリーの詳細はEU公式文書で確認する必要がある

出典(2026年7月7日閲覧): European Commission「AI Act」(digital-strategy.ec.europa.eu

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サク
UMT株式会社 取締役 / フォースネット株式会社 執行役員

IT業界25年のエンジニア(コンサル・プロダクトマネージャー15年、Python 10年)。2児の父として、AIを使った家庭学習の仕組みを自作して毎日運用し、地元・横浜/鎌倉ではAI・パソコン教室も不定期に開いている。このサイトには、教育とAIについて調べたこと・考えたことと、その道具を置いている。