汎用AIモデルはEU AI Actでどう扱われるか——GPAI義務の入口
EU AI Actでは、特定の用途向けAIだけでなく、さまざまなタスクに使えるGeneral-Purpose AI(GPAI)モデルも扱われる。
欧州委員会の解説では、GPAIモデルは幅広いタスクを実行でき、EU内の多くのAIシステムの基盤になりうると説明されている。特に能力が高い、または広く使われるモデルは、システミックリスクを持ちうる。
GPAIで求められること
| 領域 | 見ること |
|---|---|
| 透明性 | モデルや学習内容について説明できるか |
| 著作権 | 学習データと著作権ルールへの対応 |
| 安全性 | システミックリスクの評価と緩和 |
| 実装支援 | GPAI Code of Practiceや学習内容サマリーのテンプレート |
欧州委員会は2025年7月、GPAI義務を支える3つの文書を公表したと説明している。GPAI義務の範囲を明確にするガイドライン、GPAI Code of Practice、学習コンテンツの公開サマリーテンプレートだ。
モデル提供者だけでなく利用企業にも関係する
GPAI義務は主にモデル提供者向けに見える。しかし利用企業にも関係する。自社サービスがどの基盤モデルに依存しているのか、そのモデルがどの程度透明性・安全性・著作権対応をしているのかは、調達と説明責任に関わるからだ。
この記事の限界
- この記事は欧州委員会のAI Act解説ページをもとに、GPAI義務の入口を整理したもの
- 実際の義務範囲、Code of Practice、学習内容サマリーの詳細はEU公式文書で確認する必要がある
出典(2026年7月7日閲覧): European Commission「AI Act」(digital-strategy.ec.europa.eu)
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