GPAI Code of Practiceは何を具体化するか——EU AI Actの汎用AIルール
汎用AIモデルは、一つの用途に閉じない。文章生成、コード生成、検索、教育、医療、業務支援など、多くのAIシステムの土台になる。だからEU AI Actでは、GPAIに特別なルールが置かれている。
欧州委員会は、General-Purpose AI Code of Practiceの策定プロセスを公開している。Codeは、GPAIモデル提供者とシステミックリスクを持つGPAIモデルに関するAI Act上のルールを具体化するものだ。
GPAIのルールは透明性だけではない
| 論点 | 意味 |
|---|---|
| 透明性 | 下流事業者がモデルを理解し使える情報を出す |
| 著作権 | 学習・利用に関する著作権対応を具体化する |
| システミックリスク | 高能力・広範利用モデルのリスクを評価・緩和する |
| 任意ツール | 事業者がAI Actに準拠するための実務支援になる |
欧州委員会のページは、GPAIルールが2025年8月2日から適用され、Code of Practiceが業界の準拠を助ける任意ツールとして位置づけられると説明している。
下流事業者にも効いてくる
GPAIモデルの透明性が弱いと、下流のAIシステム提供者はリスク評価や利用者説明をしにくい。逆に、モデル提供者が十分な情報を出せば、下流側の調達、監査、説明責任が進めやすくなる。
GPAI Codeは、モデル提供者だけでなく、AIを組み込む企業にも関係する。どの情報をモデル提供者に求めるべきか、どのリスクを自社で引き受けるのかを整理する材料になる。
この記事の限界
- この記事は欧州委員会のGPAI Code of Practiceページをもとに、制度上の位置づけを整理したもの
- Code本文の各コミットメントや最終版の詳細は、リンク先の公式文書で確認する必要がある
出典(2026年7月7日閲覧): European Commission「Drawing-up a General-Purpose AI Code of Practice」(digital-strategy.ec.europa.eu)
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