私立大学の定員割れは316校——改善しても、なお過半数
私立大学の定員割れは、どれくらい広がっているのか。日本私立学校振興・共済事業団「令和7年度 私立大学・短期大学等 入学志願動向」から確認する。
令和7年度は316校、53.2%
令和7年度の私立大学は、入学定員充足率100%未満の大学が 316校、大学全体に占める割合は 53.2% だった。
前年度の令和6年度は354校、59.2%だったため、令和7年度は改善している。入学定員充足率も98.19%から101.61%へ上昇した。
| 年度 | 入学定員充足率 | 100%未満の大学 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 98.19% | 354校 | 59.2% |
| 令和7年度 | 101.61% | 316校 | 53.2% |
見方は二つある。第一に、令和7年度は前年度より改善した。第二に、それでも私立大学の過半数は入学定員を満たしていない。
「定員割れ=即経営危機」ではない
私学事業団は、入学定員充足率100%未満の学校数について、定員に対して1名でも満たなければ未充足校としてカウントすると説明している。また、未充足であることが直ちに経営状況の悪化を示すものではないとも注意している。
つまり、316校という数字は「危ない大学が316校」という意味ではない。ただし、18歳人口の減少期にある中で、学生募集の圧力が強まっていることは確かだ。
この記事の限界
- 令和7年度の数値は速報値であり、次年度の入学志願動向で確定される
- 未充足校数は「1名でも満たなければ」数えるため、経営状態の直接指標ではない
- 大学単位の集計であり、学部・地域・規模による差は別に見る必要がある
出典(2026年7月7日閲覧): 日本私立学校振興・共済事業団「私立大学・短期大学等入学志願動向」(shigaku.go.jp)/ 「令和7(2025)年度 私立大学・短期大学等 入学志願動向」(同ページ掲載PDF)
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