不登校特例校から「学びの多様化学校」へ——令和7年指定まで26校
不登校児童生徒のための学校は、どれくらい制度として広がっているのか。文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧」から確認する。
令和7年指定までで26校、令和8年指定を含めると45校
文科省の一覧は、指定年・設置場所・教育課程の特徴を学校ごとに並べている。平成16年指定の八王子市立高尾山学園、京都市立洛風中学校から始まり、令和7年指定までを数えると 26校。さらに令和8年指定として掲載されている学校まで含めると 45校 になる。
| 区分 | 掲載数 | 読み方 |
|---|---|---|
| 平成16年〜令和7年指定 | 26校 | 令和7年までに指定された学校 |
| 令和8年指定掲載分を含む | 45校 | 一覧に掲載されている総数 |
数だけ見るとまだ多くはない。全国の小中高の規模からすれば、学びの多様化学校は例外的な制度だ。ただし、令和6年・令和7年・令和8年指定の掲載がまとまって増えていることは重要だ。制度としての受け皿は、初期の少数校から次の段階に入っている。
特別なのは「学校に来ること」ではなく「教育課程」
一覧で目立つのは、学校ごとに新しい教科・時間を設けていることだ。たとえば、学び直し、個別学習、探究、ソーシャルスキルトレーニング、体験活動、短い授業時間などが並ぶ。
これは単に「不登校の子を別の建物に集める」制度ではない。通常の教育課程をそのまま当てはめるのではなく、不登校経験のある子どもの状態に合わせて、学習内容・時間割・人との関わり方を組み替える制度だ。
この記事の限界
- 文科省の設置者一覧を手元で数えたものであり、在籍者数・定員・通学圏の充足状況までは扱っていない
- 令和8年指定掲載分は、記事執筆時点では将来指定として一覧に載っているものを含む。現時点の運用実態とは分けて読む必要がある
- 学びの多様化学校が不登校支援の唯一の受け皿ではない。教育支援センター、校内支援室、フリースクール等は別に確認が必要
出典(2026年7月7日閲覧): 文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧」(mext.go.jp)
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